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2017年 02月08日

当社、社長インタビュー記事が「電気新聞」に掲載されました。

平成29年2月6日発刊の電気新聞『飛躍 トップに聞く』に、弊社社長のインタビュー記事が掲載されました。

平成29年2月6日発刊「電気新聞」掲載要旨

 関西電力グループで流通設備の維持管理を一手に引き受け、電力の安定供給に貢献してきたかんでんエンジニアリング。畑中利勝社長は同社が培ってきた技術力を維持し、今後も安定供給に向けた役割を果たしていくためにも、関西電力グループ外の顧客拡大の取り組みを進める方針。「事業部ごとの固有技術はしっかりと残した上で組織の垣根を低くし、お客さまのニーズに合わせた最適な提案を行っていく」と展望を語りました。

2016年を振り返って。

 これまでに関西電力グループ内で培ってきた技術力を生かし、グループ以外の顧客拡大に注力しました。 グループ以外の伸びとともに、顧客や提携先の裾野が広がりつつあります。当社の絶縁油を用いた提携企業の変圧器が東日本でも採用されるなど、面的な観点からも事業領域の拡大につながっています。まずは小さな取り引きで信頼を得て、グループ以外のお客さまとも大きな取り引きができるよう、関係を構築してまいりました。また、初めての試みとして取り組んだのが、『テクノフェア』。当社の技術を展示する催しで、来場した多くの方々から、今後も開催してほしいという要望をいただきました。実務担当者から経営者まで幅広い層を対象に、今後も開催していきます。

2017年の展望は。

 当社を取り巻く事業環境を考慮すると、グループ内をベースとしながらも、グループ以外で全体の上積みを図らなければなりません。提案するサービスの品質を高めなければ、受注量は追いついてきません。当社の強みを組み合わせて個々の技術をパッケージ化し、提案力を強化していきます。

エンジニアリング事業の取り組みは。

 流通設備の延命化という課題に取り組みます。長年、流通設備の維持管理を担ってきた当社が、チャレンジするべき使命と捉えています。安定供給が大前提としつつも、高経年化のリスクをもう一段精度を上げて査定した上で、対策を施す必要があります。更新時期を超えた変電所などのシステム全体を重点監視し、健全性を担保しつつ流通設備を使い続けるための診断技術の開発を進めてまいります。

微量PCB(ポリ塩化ビフェニール)無害化処理事業の現況について。

 焼却、課電洗浄、溶剤循環洗浄という微量PCB汚染のある変圧器を無害化処理するための処理方式を、フルラインアップで取りそろえており、コンスタントに処理を進めております。変圧器の更新工事と併せて受注したり、PCBの商談が電気工事の受注につながったりする案件も出てきています。新規のお客さまへの営業ツールとしても有効なので、しっかりと技術をPRしてまいります。