2017年6月8日付けの電気新聞に、絶縁油の種類に関係なく精度良くフルフラールを定量できる新技術を開発した記事が掲載されました。
油入り変圧器内部のコイルは絶縁紙が巻かれている。これが劣化すると「フルフラール」と呼ばれる化合物が生まれて絶縁油に溶け込む。このフルフラールの濃度分析を従来の手法で行うと、植物油系絶縁油や著しく劣化した鉱油系絶縁油に含まれるフルフラールをうまく捕捉できない。 そこで、フルフラールを高精度に抽出・分析できる技術開発に至った。開発した新技術は、水に含まれる微量成分の分析にも用いられる「SPME-GCMS法」を応用したものである。
出典:電気新聞
変圧器余寿命診断とは