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2018年2月14日

当社、社長インタビュー記事が「電気新聞:改革と開拓 トップに聞く」に掲載されました。

 平成30年2月2日発刊の電気新聞『改革と開拓 トップに聞く』に、弊社社長のインタビュー記事が掲載されました。

平成30年2月2日発刊「電気新聞」掲載要旨

 かんでんエンジニアリングの青嶋社長は、電力会社向けの事業では「安定供給と生産性向上に貢献する」と強調。培った技術を外に向かってアピールし、収益を高める取り組みに一層力を入れる考えだ。「当社は人材が全て。社員の成長がそのまま会社の成長につながっていく」とし、人材の重要性も訴える。

2017年を振り返って。

 電力会社向けの工事などで培ってきた技術を一般のお客さまへ展開してきたが、少しずつ成果は上がってきた。お客さまに当社の技術を知ってもらうため、昨年秋には、2回目となるテクノフェアを開き、約400人のお客さまに来ていただいた。設備の異常診断技術(※①)などは強みとして生かしたい。

事業領域生かし成果を上げている事業は。

変圧器などに入れる絶縁油(※②)では製造・販売で国内トップ。従来の鉱油系に加え、菜種油といった植物系が非常に好調だ。ポリ塩化ビフェニール(PCB)の無害化処理(※③)では、焼却、課電洗浄、溶剤循環洗浄など、お客さまの要望すべてに応えられる。現地洗浄処理する大型変圧器は50万V級の実績も出ている。

2018年について。

 電力会社向けでは流通設備や水力などを一手に引き受けているが、これは大切な社会インフラ。後世に設備だけでなく、技術や施工力も引き継いでいくことが使命だと思っている。一方、安定供給を維持し、コストを削減して高経年設備を更新する必要がある。発送電分離で電力会社の組織も変わり、より効率的な事業運営にシフトするだろう。我々も効率的な保全ができるよう、仕事のやり方を見直し、安定供給と生産性の向上に貢献する。人口知能(AI)やドローンといった新技術も踏まえ、新たな工法や診断方法を開発したい。  一般のお客さまニーズは多様化している。工事や点検の単発受注だけでなく、設計・施工・点検といった一気通貫で仕事ができることをアピールしたい。我々の事業領域の広さを生かし、お客さまのご要望に応える。設備事故を防ぐため、事前に兆候を見つける設備の異常診断技術(※①)は役立つのではないか。お客さまに寄り添い、長いお付き合いができる信頼関係を築きたい。

職場環境を整備人材育成や働き方改革に向けては。

労働集約型の産業では、高齢化も常態化し少子化が進むと、生産性を上げなくてはならない。機械にできることは機械に任せ、人手を省くことを徹底する。働き方改革は、社員がやりがいと成長を実感できる職場環境を整えたい。その成果として、お客さまに喜ばれ、上司から評価される環境づくりを支援していく。また、若手の成長をベテランがサポートする態勢も築ければと思う。 さらに、女性社員を幅広く活用したい。総務系だけでなく技術系の設計や見積りの支援など、活躍する場を広げ、役職への登用も進めたい。


[出典:電気新聞]

弊社、技術・製品(※①~③)の詳細は下記のリンクからご覧いただけます。

【設備の異常診断技術(※①)】

●絶縁油性能診断 ●変圧器内部異常診断 ●変圧器余寿命診断

【絶縁油(※②)】

鉱油・植物油系絶縁油「サンオーム」

【ポリ塩化ビフェニール(PCB)の無害化処理(※③)】

PCB処理