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2020年6月5日

当社、サンオームECO3,000kl突破の記事が「電気新聞」に掲載されました。

 2020年5月29日発刊の電気新聞に、当社の「サンオームECO3,000kl突破」の記事が掲載されました。

掲載記事要旨

 かんでんエンジニアリングが製造・販売する 植物系電気絶縁油「サンオームECO」の累計販売量が5月、3,000klを突破した。2005年11月に販売開始後、変圧器の絶縁油として普及し、ここ数年で販売量が急拡大している。安全性に優れ、環境負荷が少ない特長が電力会社や独立系発電事業者(IPP)などから高く評価されている。

 サンオームECOは食用の菜種油をベースに精製し、環境に配慮した絶縁油。植物由来のため焼却しても温室効果ガスの増加につながらない。また、変圧器から漏洩するような事態が起きても、生分解性のため環境負荷が小さく、エコマーク認定を受けている。このほか、主流の鉱物油系に比べ、変圧器を構成する絶縁紙の劣化を抑制でき、長寿命化が期待される。
 サンオームECOを採用する変圧器は、電力、鉄道を中心に、食品、建築、化学、ガス、鉄鋼、官公庁などで採用が進む。変電所向け、配電用とともに、最近ではIPPを中心に太陽光発電や風力発電の昇圧変圧器での使用が広がっている。販売量は17年7月に1,000klを突破し、19年2月に2,000klを達成していた。
 一方、19年9月には「生分解性電気絶縁油」の日本産業規格(JIS)が公示、発行された。サンオームECOもJISに基づく品質が担保されたことで、さらなる販売量の拡大が見込まれる。
 輸送面でも様々なニーズに応えてきた。製造拠点である同社福崎工場では、従来のドラム缶による出荷に加え、大容量化を踏まえてタンクローリーやタンクコンテナ向けの出荷設備を整え運用している。


出典:電気新聞