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2021年06月25日

超高圧送電線上を自走する資材運搬機「きゃりっじ」を開発した記事が掲載されました。

2021年6月7日付けの日刊工業新聞 掲載記事要旨

 かんでんエンジエアリングは、超高圧送電線上の高所作業の安全性を高め効率化する架空線上運搬機「きゃりっじ」を開発した。送電線の位置を固定する器具「径間スペーサー」の取り付けや交換に利用する。同様の装置の開発は業界で初めて。このほど作業現場で運用を始めた。
 従来はスペーサーの重量が大きいため、下り方向にしか作業を進められず、よリ高所にある鉄塔から始める必要があった。「きゃりっじ」を使えば上り方向にも作業でき、移動や資材運搬、作業場所の確保といった業務を効率化できる。
 かんでんエンジは運用状況を見ながら導入の拡大も検討する。 

出典:日刊工業新聞

「きゃりっじ」を使用した作業の様子

2021年6月14日付けの電気新聞 掲載記事要旨

 かんでんエンジエアリングは、超高圧送電線上を自走する資材運搬機「きゃりっじ」を開発した。径間スペーサーを吊り下げた状態で送電線上を自走するもの。作業員は宙乗り機からリモコンで操作する。資材と重量を分散させることで、安全性が向上する。
 従来は径間スペーサーを取り換える際、山頂の鉄塔へ事前にヘリコプターなどで運搬する必要があった。「きゃりっじ」は制限内の角度であれば、低い方の鉄塔から高い方の鉄塔に登坂でき、コスト削減にも貢献する。
 電線付属品の経年劣化による取り換え工事などで効果を発揮する。

出典:電気新聞

「きゃりっじ」本体