2010年5月18日
送電線建設技術研究会より「技術開発賞」を受賞しました
このたび当社は、関西電力(株)及び(株)酒井鉄工所と共同で開発した「既設中空鋼管主柱材の部分補修工法」について、社団法人送電線建設技術研究会より2010年度技術関係表彰として、技術開発賞を受賞しました。
この「技術開発賞」は、工法、機械工具、システムなどの開発、改良により工事効率化や品質向上、作業安全性改善に貢献した案件に授与されるものです。
表彰の対象となった「既設中空鋼管主柱材の部分補修工法」は、鉄塔の腐食部分について、部材全体ではなく腐食部分のみを取り替える技術として、線路停止の不要化、作業の省スペース化を実現し、工事コストを大幅に低減した点等が高く評価されました。
当社は、今回の受賞を受け、今後も送電線技術の向上発展に寄与する技術開発に取り組んでまいります。
技術開発賞の受賞について
- 開発企業
- 関西電力(株)、(株)酒井鉄工所、(株)かんでんエンジニアリングによる3社共同開発
- 受賞対象
- 既設中空鋼管主柱材の部分補修工法の開発
- 工法概要
- 従来、既設鉄塔主柱材の腐食等で損傷部分に溶接等による補修が出来ない場合、補修部分が主柱材のごく一部分であっても、主柱材1本を取り替えることとなり、大掛かりな工事となっていた。
施工状況の写真(補修完了)
本工法は、損傷箇所を軽量な専用治具で挟み込みジャッキにより持ち上げることで、最小限の部分補修を無停電、省スペースで行うことを可能にした。 - 工法特長
- 送電状態で取替えが可能
- 腹材を取り外さない為、取替え時の応力が小さい(安全性が高い)
- 治具の単体重量が最大15kgであり、山間部での施工も可能
- 補強材や支線等の補強が不要となる為、低コストで施工できる
- 作業用地は5m×5mで十分な為、社有地以外の借地は不要
過去の受賞技術(送電線建設技術研究会)
| 表彰名 | 受賞技術 | 受賞年度 |
|---|---|---|
| 技術開発賞 | 固定自動解除式電線支持器およびこれを用いた搬送延線工法の開発 | 平成17年度 |
| 技術開発賞 | 鉄塔組立および解体用簡易吊り上げ装置の開発 | 平成18年度 |
| 技術進歩賞 | 中空鉄塔材の内面塗装工法およびその装置の開発 ※関西電力との共同開発 |
平成18年度 |
| 技術開発賞 | 既設鉄塔モルタル充てん工法の開発 ※関西電力との共同開発 |
平成20年度 |
| 技術開発賞 | 外部式鉄塔組立クレーンの開発 | 平成21年度 |