PCB汚染変圧器が一定の条件を満たしている場合のみ、ご選択いただける処理方法です。汚染された絶縁油を抜いて新油に交換。90日※以上通常運転することで、機器内に付着・含浸したPCB濃度を基準値以下に下げます。汚染された変圧器を、廃棄処分せず継続して使用することができるため、非常に経済的。更新費用がかからない、低コストな処理方法です。
PCB濃度が5㎎/㎏超~10㎎/㎏以下の場合は120日
自治体への事前申請が不要のため、お客さまに都合のよいタイミングで処理を始められます。また、事前確認から施工準備完了まで約2週間と短いため、スピーディーに実施可能。
処理後は、機器を引き続き使用できるためムダが少なくエコ。機器寿命がわずかな場合は一般廃棄物として処分し、更新していただくこともできます。
特殊な溶剤使用や機器の運搬・移動を伴わないため、処理コストを抑えることができます。
2,000L 以上
0.5超~10mg/kg以下
運転中
絶縁油の分析や機器のチェックを行い、課電自然循環洗浄を行える条件に合致しているかどうかを確認します。
汚染された絶縁油を抜き取ります。これは焼却処理施設へ運搬し、焼却処理を行います。
新しい絶縁油を、真空浄油機を使って変圧器に充填し、90日※以上通常運転を実施。使用する新油は、製油メーカーシェアNo.1の当社の、自社工場から出荷した製品です。
絶縁油のPCB濃度が0.3mg/kg以下まで下がっていれば洗浄完了。PCB濃度の値によっては、再度課電自然循環洗浄が必要な場合があります。
※設備の状態によっては、油漏れが発生しないようにパッキン類の交換を要する場合があります。
PCB濃度が5㎎/㎏超~10㎎/㎏以下の場合は120日
「課電自然循環洗浄手順書(経済産業省・環境省)」に基づく基準値「PCB濃度0.3mg/kg以下」まで確実にPCBを除去し、無害化します。
当社では、変圧器の余寿命を高精度に診断できる「フルフラール分析」を、事前確認の段階で実施。その結果とお客さまの状況を考え、処理や機器更新実施のベストなタイミングを総合的に判断します。
処理期限が近づくと需要が高まり期限に間に合わない恐れも…
すみやかに処理を実施。更新機器の調達ができ次第、現行機器を廃棄することをおすすめします。
無害化処理費用・機器更新費用の積立状況などを踏まえ、最適なリプレース時期をご提案いたします。