菜の花生まれの環境にやさしい絶縁油 サンオームECO

よくある質問FAQ

Q
鉱油と比較してサンオームECOの価格はどの程度?
A
製品単価としては、鉱油系絶縁油の約2倍です。ただし、変圧器全体コストから見ると、従来から絶縁油のコストは10%程度といわれており、影響はそれほど大きくありません。また、サンオームECO使用変圧器の寿命は、鉱油系絶縁油を使用した変圧器に比べて2倍程度※と想定されることから、サンオームECOの採用は、トータルコスト低減に繋がります。
※サンオームECO採用の変圧器メーカーからの情報提供
Q
サンオームECOは、鉱油と比べて引火点が高いが何かメリットはあるの?
A
サンオームECOは、引火点は300℃以上と鉱油に比べて倍以上高く、火がつきにくいことは防災上の大きなメリットになります。また引火点が250℃以上になると消防法での扱いが危険物ではなく、指定可燃物として取り扱われるため、自治体によっては保管や所有に関する制限が緩和されたり、報告や申請等が簡略化されるなどの事務手続き上のメリットもあります。
Q
サンオームECOを使うとなぜ変圧器は長持ちするの?
A
変圧器の寿命は絶縁紙の寿命と言われており、サンオームECOは飽和水分量が高い特性があり、絶縁紙の寿命を短くする絶縁紙中水分を低減させる効果があります。サンオームECOを用いることにより、鉱油系絶縁油の半分程度に抑制できることが実験的に確認されています。
Q
サンオームECO入り変圧器の管理は、どのようになるの?
A
変圧器内部異常診断および絶縁油性能診断は、当社で実施可能です。お客さま設備の保守管理にお役立てください。変圧器余寿命診断については、実変圧器のデータ蓄積を進めながら研究・検討を行っていきます。
Q
サンオームECOは食べても大丈夫?
A
サンオームECOは、電気絶縁油として精製されており食用には適しませんが、原料油は天然由来の菜種油を使用しているため、もし誤って口に入っても、大きな健康被害を及ぼすことはありません。
Q
生分解性電気絶縁油のJISが制定されたことで、サンオームECOはどう変わるの?
A
これまで電気絶縁油には、鉱油にのみJISが規定され植物油は対象になっておりませんでしたが、この規格制定によりサンオームECOは工業製品として十分な品質が担保されることになります。品質には何も変わりはありませんが、お客さまにはより安心・安全・高品質な製品としてご使用いただけることになります。

※ JIS C 2390規格群は、生分解性電気絶縁油の品質を規定する国家標準であり、変圧器の電気絶縁油として使用するために必要とされる特性値が規定されました。