よくある質問

処理全般について

  • いろいろなPCB廃棄物を持っているが、無料で相談に乗ってくれるの?

    はい。お客さまの状況に合わせ、洗浄・焼却処理、一時移動などベストな対応方法を無料でお答えいたします。

  • PCBが含まれているか、どうやって確認するの?

    対象となる変圧器やコンデンサなどに使用されている絶縁油を採取して、「油中PCB濃度分析」を行います。

  • 焼却処理の見積りや処理もしてくれるの?

    焼却処理国内最大手のDOWAグループとの営業提携により、焼却処理から洗浄処理まで、あらゆる処理方法の提案が可能です。

  • 行政への手続きは必要?

    PCBの含有が検出されると行政への届出が求められますし、処理の事前事後でもさまざまな届出が必要です。こうした諸手続きについても、当社が全面的にサポートいたします。

現地洗浄処理について

  • 現地洗浄処理とは?

    汚染機器がそのまま焼却炉に投入できない大型機器の場合(10,000kVA以上または総重量40t以上が目安)、お客さまの敷地内に移動式洗浄装置を設置します。洗浄装置を使って汚染機器内に溶剤を循環させることで機器内に付着したPCBを除去し、無害化してから機器を解体、搬出する処理方法です。金属類はリサイクルできるため、エコで経済的です。

  • 現地洗浄処理で必要なスペースは?

    洗浄装置や周辺設備等を設置するため75㎡以上のスペースが必要です。
    ※装置サイズ(縦)2.1m×(横)5.5m×(高)2.6m

  • 現地洗浄処理はいつからできるの? 日数は?

    申請書の提出から環境大臣の認定まで、およそ6ヵ月の期間が必要です。現地での施工日数は、20日程度が目安となっています。

  • 現地洗浄処理中の騒音や振動は?

    動作音は静かな事務所レベルで(約50db)、振動もわずかでほとんどありません。動画で現地の運転状況をご確認ください。

  • 大型変圧器1台の現地洗浄処理費用は?

    絶縁油の油量、PCB濃度、対象機器の台数などで費用は変わりますが、現地調査にお伺いし、お見積りいたします。

塗膜中PCB濃度分析について

  • 塗膜のPCB濃度分析調査期限はいつまでですか?

    当初、各省庁及び各都道府県・各政令市の産業廃棄物行政に対して調査期間が定められていましたが、2019年12月に環境省から「無害化処理認定施設等の処理対象となるポリ塩化ビフェニル廃棄物の拡大に係る関係法令等の改正について(通知)」が発出され、継続的に調査を実施することとなりました。ただし、民間事業者については、塗膜中PCB濃度分析の調査や結果報告を義務付けるものではありません。
    しかしながら、塗膜中からPCBが検出され、PCB汚染物となった場合、その処分期限が迫っていることから、塗膜中PCB濃度分析をおすすめします。

    ※出典:環境省通知 「無害化処理認定施設等の処理対象となるポリ塩化ビフェニル廃棄物の拡大に係る関係法令等の改正について(通知)」(環循施発第1912201号 令和元年12月20日)
    ※出典:ポリ塩化ビフェニル含有塗膜 調査実施要領(第3版) 令和3年5月31日 環境省環境再生・資源循環局

  • 塗膜の採取はどのようにするのですか?

    試料の採取は、ケレン棒や動工具を用いて塗膜を物理的に剥離する乾式方法と剥離剤を用いて塗膜を溶解又は膨潤・軟化させて剥離する湿式方法があります。なお、剥離は1種または2種ケレンまでお願いします。

  • 塗膜の試料採取と分析を一括してお願いできませんか?

    試料の採取は、弊社では行っておりません。
    別途、お客さまから塗装会社等に試料の採取をご依頼いただきますようお願いいたします。

  • 塗膜のPCB濃度分析結果で汚染物となった場合はどうすればよいのですか?

    調査結果により、PCB汚染物と判明した場合、除去したPCB含有塗膜は、保管基準に従い適切に保管すると共に、処分期間内に処分を行う必要があります。